なんで働かなきゃいけないんだろう?
みんなお揃いのまっくろのスーツを着て励む就活、
ぎゅうぎゅうの満員電車のなか、
上司に理不尽に怒られたとき。
ときどき、こう考えてしまうことはありませんか?
今回は、わたしなりの仕事に対する考えと働く意味を真面目に書いてみました。
ちょっと目の前のことは置いといて、自分の働く意味を考えてみませんか?
仕事は生きるための手段であって目的じゃない?
「仕事は生きるための手段であって目的じゃない」と言いますよね。
でもわたしが思う結論はこのとおりです。
結論
- 仕事は生きるための手段だけじゃないし、目的でもない
- 働く意味は、報酬と自分の人生観やありたい姿を見つける(に近づく)こと
ではなぜそう考えたのか?詳しく書いていきます。
生きるためにはお金が必要
働くとか仕事とか言う前に、わたしたちは生きてるんですよね。
いまも必死に息してます。
生きるためになにが必要かと言えば、衣食住です。
昨今は家を持たないで生活する人やブレサリアンという息だけして食事をしない人(ほんとかよ)もいるらしいのですが、基本的には衣食住の3つを揃えないと一般的に幸せと言われてる形の生活ができません。
しかし、この3つを揃えるとなるとお金が必要・・・
だからほとんどの人が就活して、会社員として自分の価値を提供して働いている、というのが今回の話の前提にあります。
“働く”の本当の意味
ということでまずは文字通りの“働く”の意味を調べてみました。
働くとは、目的にかなう結果を生ずる行為・作用をする。仕事をする。
一応仕事の意味も調べてみると、
仕事とは、何かを作り出す、または、成し遂げるための行動。
成し遂げたいなにか(目的)があって、そのために行動することを”仕事”と定義しています。
このことから仕事とは別に目的があるので、仕事は生きる目的ではない(仕事≠目的)と言えます。
仕事は生きるための手段?
では仕事は生きるための手段なのでしょうか?
これの答えもNOです。
なぜなら働くことが生きるため(お金を得るため)の手段でしかないとき、それは仕事ではなくただの労働だからです。
労働とは、体を使って働くこと。特に、賃金(ちんぎん)・報酬を得るために、体力や知力を使って働くこと。
わたしが楽しく会社で働けてたときは、毎日”仕事”をしてました。
従業員のためにどうすればよいだろう?
会社が成長していくために今するべきことはなんだろう?
ずっとこんなことを考えて人事の仕事をしていました。
報酬を得るためだけではなく、「もっとより良くしたい」「それでだれかが喜んでくれたら最高」という目的があったのです。
しかし、やりがいがなくなり退職すると決めたときには、ただの労働でしかありませんでした。
有給と賞与と給料を得るために会社に行っていただけです。
つまり、賃金のためだけに仕事をするのはただの労働、賃金だけではなく+αが生まれると仕事になるということです。
この+αの部分は人それぞれで、やりがいや喜び、自分の生きる目的にもなり得るものだと思います。
- 賃金+やりがい
- 賃金+喜び
- 賃金+自分の生きる目的
賃金のためにしかたなく労働をするのか?
それとも、働くことにやりがいや意義、よろこびを見出して仕事にするのか?
自分が大切だと思うことは仕事を通して知ることができる
はじめは会社で働くのは気が進みませんでしたが、働いてみると初めて知ることがたくさんありました。
それは知識とか仕事を早く片づける方法とか小さなものではなく、自分が人生で大切だと思うものは何なのか?ということが大きかったように思います。
嫌な上司に当たって「こういう人間にならないようにしよう」とか、満員電車が嫌いだから通勤がない働き方をしようとか、子どもとの時間がもっと欲しいから在宅での仕事にしようとか。
- なぜ自分は働くんだろう?
- なにが今不満なんだろう?
- 自分が大切に思うことってなんなのだろう?
- もっと良い人生にするにはどうしたら良いのだろう?
働きながらこんなことを何度もくり返し考えてるうちに、仕事の楽しさとかやりがいが生まれるのではないかと思いました。
結論:働く意味は?
「なぜ働くのか」という問いには、
報酬だけでなく、自分の人生観やありたい姿を見つける(に近づく)ため
という回答になりました。
「仕事は生きるための手段であって目的じゃない」という言葉も、励ますために使うのはいいと思いますが、本質はちょっと違うなーーと思います。
仕事は目的じゃないけど、生きるための手段でしかないならそもそも労働だし。
仕事は生きるための手段+αで成り立つと言えそうです。
今回の記事を読んでいる方は、今の仕事に不満があったり、転職を考えているのではないでしょうか?
そんな方にはこちらの記事が参考になります。