「退職する」って本当に言いにくいですよね・・・
会社にお世話になっていたり、人間関係に不満がない場合なんてなおさら。
人手不足と分かっていながら伝える場合も、申し訳ない気持ちで押しつぶされそうになります。
わたしも退職経験者ですが、退職の切り出し方は気持ち的な問題以外にも迷う部分が多かったです。
- いつ、どこで、誰に言うか
- メールは使ってもいいのか
- どう言えば円満退職になるか
- 退職理由は正直に言うべきか
わたしと同じように退職の意思をどう伝えればいいか迷う方に向けて、本記事は退職の切り出し方についてまとめました。
円満退職したい方はぜひ参考にしてみてください。
もくじ
退職を切り出す前に決めておくこと
退職を切り出す前に、自分の中でしっかり決めておくべきことが4つあるので先に紹介します。
- 「絶対に辞める」という強い意思
- 転職先の内定
- 退職日
- 建前の退職理由
「絶対に辞める」という強い意思を固めておこう
退職を切り出して、とんとん拍子に話が進めば万々歳ですよね。
すんなり受け入れてもらえて「残念だけどがんばれよ」なんて言ってくれたら、ここで働いてよかったと感謝の気持ちが芽生えます。
しかし退職の意思を伝えた途端、
「強く脅された」
「しつこい引き止めに合った」
こんなことを言われて、なんだかんだ今も辞められてない人って結構います。
こちらが円満退職を望んでいても、退職者に対してよく思わない方は一定数いるのが現実です。
自分がそういう状況になったとき、退職の意思が揺らいでると根負けして結局辞められず仕舞いになってしまいます。
なにを言われても
「いや、もうわたしは辞めます。決意は揺らぎません」
とはっきり言える状態であることが大切です。
高待遇にする、希望部署に異動させるなどのいい条件で引き止められるかもしれません。
そのときに退職自体を辞めるなら、いきなり退職ではなくまずは会社に相談してみる方がいいでしょう。
転職先の内定が出てから退職を切り出そう
退職を切り出す前に、必ず転職先の内定を獲得しましょう。
「受かるだろう」と退職を進めてしまい、結局内定が出なかった・・・なんて悔やんでも悔やみきれません。
貯金もなかったら一気に生活が不安定になってしまいます。
転職先がすぐに決まるとも限らないですから、後悔しないために転職先の内定は決めておきましょう。

退職日を決めておこう
退職日を決めていないと、引き継ぎだの繁忙期だの、ずるずる退職日をのばされる可能性があります。
とくに転職先が決まっている場合は、双方の会社に迷惑がかからないように調整することが大切です。
引き継ぎがきちんと終わるよう、日程に余裕を持たせて退職面談で相談しましょう。
建前の退職理由を決めておこう
退職するということは、少なからず不満があることがほとんどです。
- 給料が低い
- 上司が嫌い
- 会社の将来が不安
- プライベートの時間が取れない
正直、いろいろ思うところはありますよね。
でも、これを直球に伝えると円満退職は不可能に近くなります。
本音はマイナスな退職理由であったとしても、建前の理由を用意しておくのが大人の対応。
必ず前向きな理由で退職することを伝えましょう。
おすすめなのは、このような退職理由です。
他にやりたいことができた。
この会社でそれができたら一番よかったけど、どうしても叶わないので仕方なく退職を選んだ。
会社を悪く言うのではなく、申し訳なさそうにするのがポイント。
いくら上司と言えど相手の人生に関わることで責任は取れないですから、安易に引き止めされることはなくなるでしょう。
わたしも実際このように伝えました。
こう言っても、おそらく「他にやりたいことって?」「転職先はどこ?」などは聞かれると思います。
この部分については、はっきり答える必要はないので○○業界など濁して伝えましょう。
次の章から、退職の切り出し方について解説していきます。
退職の切り出し方|誰に言う?
まず直面する問題が、退職の意思を誰に言うか?ということですよね。
- 大企業であれば、社長は無理だから本部長?部長?課長?
- ベンチャーであれば、いきなり社長?それともマネージャー?
正解は、直属の上司です。
わたしは課長に退職を切り出しましたが、主任や係長がいる場合はそちらが先になるでしょう。
もし飛び越えて上の役職者や直接人事に伝えると、直属の上司の管理能力がないとされて立場がなくなってしまいます。
つまり、あなたが伝える相手を間違えると上司の評価が下がる可能性があるのです。
変に恨まれないためにも、まずは直属の上司に伝えましょう。
不安であれば業務を教えてくれる先輩に話すのもいいと思います。
優しい先輩だと退職理由を役職者に話すとき一緒に付き添ってくれたり、希望部署に異動させてくれるよう掛け合ってくれるかもしれません。
仲の良い同僚に先に話してしまう人がいますが、これはNG。
相談ベースでも噂がまわりにまわって、上司の耳に入ってしまうことがないとは言い切れません。
トラブルの元になりかねないので、正式に広報されるまでは退職することを口にしない方がいいでしょう。
上司の呼び出し方
呼び出し方としては、
「今お時間よろしいですか?」
「ちょっとご相談があるのですが」
「大事な話がある」「退職したいので話したい」などの言い方はやめましょう。
上司も構えてしまいますし、まわりに社員がいたら混乱させてしまう場合があるからです。
退職の切り出し方|どのタイミングに言う?
次に迷うのが、退職をどのタイミングで直属の上司に伝えるか?ということです。
- 就業時間内か時間外か?
- 朝イチか夕方か?
- 月曜日か金曜日か?
考えれば考えるほど迷いますよね。
「退職」って仕事のことっちゃ仕事のことですし、個人的な問題と言われればそうとも言えるし・・・
就業時間内か時間外かは上司の考え方によるので、そこは自分の上司に合わせましょう。
就業時間内に言っても平気そうな方は、金曜日の夕方がおすすめ。
理由は2つあります。
- 土日をはさむから気が楽
- 金曜日に機嫌が悪い人は少ない
なるべく上司が忙しくなさそうで、退職を切り出しても大丈夫なときを見計らいましょう。
就業時間外が良さそうな上司の場合は、仕事が始まる前とか木曜日の夜とかがいいかもしれません。
もし評価面談などが近日中にあるなら、そのタイミングで言うのもいいと思いますよ。
退職の切り出し方|どこで言う?
退職を切り出すときは、会議室などの個室で伝えるようにしましょう。
ひょんなことで誰かの耳に入って噂になっても大変です。
わたしはオープンスペース(ランチをしたり、ちょっとしたミーティングをする場所)で話しました。
退職の切り出し方|どのように切り出せばいい?
退職の切り出し方としては柔らかさを持ちつつ、もう決意したことが伝わるように切り出しましょう。
実は、○月△日くらいまでに退職することを考えています。
かといってきっぱり伝えると「恩を仇で返しよって!」みたいに関係が悪くなることがあります。
退職の意思は持ちつつ、今後の引き継ぎや退職日を相談させてくださいというスタンスがおすすめです。
退職の切り出し方|退職をメールで言うのはOK?
退職することをメールで済ませたい方もいると思いますが、これはあまり印象が良くないのでやめた方がいいでしょう。
法律などで決まっているわけではありませんが、退職するのにも迷惑はかけてしまうので顔を合わせて伝えるのがベストです。
ただ忙しくてなかなかつかまらない上司っていますよね。
口頭で話しかけなきゃ!とタイミングを見計らって何日も言えないままなのは引き継ぎ期間も減るのでよくないです。
そんなときはメールで上司にアポを取りましょう。
上司の呼び出すときのメール例
上司を呼び出すときのメール例を書いておきますので、参考にしてみてください。
件名:ご相談があります
○○課長
お疲れ様です。△△です。
ご相談したいことがあるのですが
明日、15分程度お時間をいただくことは可能でしょうか。
お手数おかけしますが、
よろしくお願いいたします。
もし上手くいかなかったら退職代行サービスもある
しかし、このとおりに退職を切り出しても揉めることは多いです。
実際わたしも退職する時結構な圧力をかけられました。
- 退職を切り出したら脅された
- 退職したいことを揉み消された
- 社内で噂になってイジメに発展
- 何回言っても辞めさせてくれない
- 面談が多くて精神的に参ってしまった
- 引き継ぎ半年など長すぎる期間を要求された
こちらが円満退職をしたくても辞めさせてくれない会社って一定数あります。
こうなると「辞めたいのに辞めれない」ストレスに苦しむことになります。
なので、最終手段として退職代行を利用するのも視野に入れておきましょう。
「最悪そういうサービスもある」と思っていれば、退職を切り出すのも気持ちが楽ですよ。
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退職の切り出し方|まとめ
退職の切り出し方まとめ
- 直属の上司に個室で言う
- 上司が忙しくないときに言う
- 柔らかさを持ちつつ、退職の意思は固いことを伝える
- 退職の意思をメールで言うのは基本的にNG
退職を切り出すのは本当に緊張しますが、あなたが前に進むための大事な一歩です。
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